04/30 無限の零ｗ

ある人は高尚だといい、またある人は変人といった…

考えていること、思っていること
言葉を頭の中で巡らせても、
同じ言葉がぐるぐる回るだけで
結局は何も生まれない　無限の零。


文字で溺れそうになることが、よくあるのですが、つまりはこうゆう事だったのだなぁと考えた日がありました。
ドラマに出てくるような歯の浮く言葉を吐き、やたらテンションの高い教師がいる。彼は、考えて動かない…動けない人間なのだと言った。彼の言葉には、マイナスの言葉がないのである。つまりは、結果的に同じ意味なのかもしれないが、一方は聞き手によってはマイナスイメージに取られる言葉…そういったものをつかわないのだそうだ。

「うそ？！」というより、「本当？！」と返すような。

ただ、彼はおかしい。いつも笑っている。別の人が言うに、彼のようなタイプがある種の理想なのだと…私は半分納得しつつも、隣でわぁわぁと喋りちらす初老の男に苦笑いする。世の中、こんな人間だけだと社会は成り立たない。
しかしながら、彼の言葉は軽く、そして重い。さらりと言う割りに深く、話をしていた１時間ほどの間、何度も泣きそうになるのだ…別の人曰く、彼の授業は泣けるらしい。

彼は生まれてきた意味を問う。
私の話を聞きながら、最後には「それが君の存在理由だ、生まれてきてくれてありがとう」と言った。
そして、その次の瞬間に、彼は別の話をしている……気分だけ置いてかれた気がしたが、だが、それでいいのだろう。


節目に出会う人に、私は恵まれているのだろうと思う。それは実に幸せなことだ…よくわからず、必死で勉強した時、あのときより数段に学力は悪いかもしれないが、あのときより、ここにいることが楽しい。

考えすぎるなよ、と無限の零。
だけれども、私は考える事がすきなのだ…。